時計エッセイ

高級時計を理解出来なかった私の趣味が腕時計になるまで

トキノート

2020年、YouTuberがこぞって高級時計を購入していた。”私の認識”で、高級時計とは100万円程の腕時計の事だった。

ぶったまげた。YouTuber達が買う腕時計の値段にだ。

私は8年前にマイホームを購入した。スマホに映る煌びやかな腕時計達は、私の家と同等かそれ以上の値札を前にふんぞり返っていた。私にはそう見えた。

勿論、その時はまだ並行価格だなんて知らないのだけれど。

「何なの?腕時計が何でそんなに高いわけ?」後にその時計がロイヤルオークのトゥールビヨンだと知る事になる…

「ロレックスでもないのに…理解出来ない。価格も、買う人の気持ちも、全くもって理解し難い!」

私が幸運だったのは、そこで腕時計を少し調べてみようと思えた事だった。「幸運だった」とは「興味を持てた」という意味だ。無趣味の自分が腕時計という歴史と技術の塊に魅了されるまで、さほど時間はかからなかった。ある時計に衝撃を受けたからだ。

『ランゲアンドゾーネのランゲ1』初めてネットで見た時は興味はあったが魅了されてはいなかった。仕事先で、たまたまお客様が所有していたランゲ1を見せていただいたのだ。実機をひと目見て引き込まれた!画面越しに見るそれとはまるで違う…美しい。文字盤の配置が不思議だった。けっして普通ではない。普通では無いが時間が非常に見やすかった。デザインを追求する中でも実用性を欠かさない”精神”を含め非常に美しく不思議な時計だ。そしてシースルーバックの仕上げのおびただしさ。シースルーバックの美しさがドイツ時計の魅力の1つである事もこの時知った。ドレスウォッチという言葉すら知らないし用途も知らなかったが、まさにドレスウォッチと呼ぶに相応しいと思った。

世界三大時計、世界五大時計、三大機構、三大発明

この辺りまで調べている頃には、私は腕時計が好きなのだと理解し始めていた。

腕時計に機械式とクォーツがあるという事さえ知らなかった私には十分過ぎる情報だった。高級時計を買うお金は無いが本なら買えるし、調べたい事はネットに溢れている。腕時計を趣味にしようとした訳ではなく、気付けば趣味になっていた。今日も機械式時計に心躍らせている。

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日々を綴りたい時計好き
地方で働く時計好きです! 私は時計の専門家ではありません。でも時計を見て思い出す人や景色があります。 このブログでは、そんな時計と人との繋がりを綴っていきます。 よろしくお願いいたします!
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